タイプの違い
人間は社会生活を営むにあたり、当然ですが他の人と関わらなくては生きてはいけません。
そして、これも当たり前ですが一人一人性格や考え方、物事の捉え方などが違います。
自分が話をしているこの人がどういう考え方や捉え方をするのかをある程度把握する、
或いはその第一歩として違いがあるということを認識するだけでもコミュニケーションは円
滑に進みます。
人間のタイプ分けやカテゴライズ方法も色々あるかと思いますが、今回は以下の3種類をご紹
介いたします。
■意思決定の仕方
1)希望型
意思決定に際して、まず希望や可能性を優先して考えるタイプ
2)リスク型
意思決定に際して、まずリスク負担を優先して考えるタイプ
■役割分担の仕方
1)現場型
自らの体を武器に現場の第一線に出るタイプ
2)非現場型
基本的には後方にいて自分の出番や役割を演じていきたいタイプ
■物事への取り組み方
1)フォワード型
まず目の前のこと、わかっていることから実行していくタイプ
2)フィードバック型
まずゴール・段取りを明確にしてから実行していくタイプ
これらを組み合わせてカテゴライズしてくことになるのですが、
例えば『希望型、現場型、フォワード型』であれば、楽天的、感覚的で
スタートダッシュも早いというタイプなので営業に向いているということになります。
或いは『リスク型、非現場型、フィードバック型』であればきちんと段取りを組みながらも
石橋を叩きながら渡る品質重視というタイプなので
特に品質チェックや管理をされる方が向いているということになります。
注意しないといけないのはどれが優れている・劣っているというものではないことです。
ここで重要なのは前述の通り違うタイプの人間がいることを理解する、ということです。
違う人間である以上考え方や捉え方が異なります。
同じことを言ったとしても同じように伝わっているとは限らないのです。
自分が伝えたいことを限りなく齟齬なく伝えることがコミュニケーションを取る上で重要なことです。
なので、まずは違いがあることを認識し、その人がどういう人なのかをある程度理解した上で、
伝えたいことが伝わっているのかを確認する。
こういったことを意識することでコミュニケーションが円滑に進み、
人間関係や信頼を築き上げることが出来ます。
是非この文章を読んでくださった皆様には、
まずはご自身から、次に身の回りの方をどんなタイプに当て嵌まるか想像していただき、伝え方を試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。