作成日:2011/05/08
神戸で開業している税理士ささやんからのお便り
5月8日は「ゴーヤーの日」。5と8でゴーヤーとゴロ合わせもありますが、実は沖縄では5月からゴーヤーの出荷が本格的になることもあり1997年にJA沖縄などが制定しました。
ゴーヤーはニガウリとも呼ばれる夏野菜で、和名を「ツルレイシ」と言います。
現在のように都市部のスーパーでも普通に見かけるようになったのはテレビドラマの影響ですが、もともと沖縄や九州ではポピュラーな野菜でした。炒め物や酢の物、天ぷらにサラダにと幅広く使われる食材です。
ゴーヤーの原産地ははっきりわかっていないものの、インドやバングラデシュ、東南アジアで食べられていることから、このあたりが原産地だという説があります。やがて琉球王国に入ってきて定着したとされています。
さて、ゴーヤーの特徴といえば名前にもなっている苦さでしょう。苦味のもとはモモルデシンという成分で、食欲増進効果のほか、血糖値を下げる働きがあります。モモルデシンは果肉の内側や中のワタに多く含まれるので、ワタをしっかり取り、塩もみ、水にさらす、ゆでることで苦味がやわらぎます。
さらにゴーヤーは体から熱を取る役割を果たすカリウム、シミやソバカスに働きかけるビタミンCや夏バテに効果的なミネラルも豊富、さらに低カロリーという優秀な野菜です。
最近では、ゴーヤーがつるを伸ばしてぐんぐん成長することや1年生の植物であること、家庭栽培が簡単なことを利用して、学校や公共施設、自宅などに「緑のカーテン」をつくる動きも活発です。日よけになり、電気の節約にもなりますよ。